のあもといっしょ♡発達障害の世界へようこそ

LD学習障害のねーね(10才)と、軽度知的障害のあーちゃん(4才) をもつADHDママの子育て奮闘記

小学5年生進級おめでとう!

学習障害のねーねも、とうとう小学5年生になりました。

去年からの通級は、継続となりましたが、

去年までは週一回他の小学校まで行っていたのが、

今年からは、通級の先生が月一回、ねーねの小学校に来てくれます。

 

私が想像するに、今回そうなった理由は

ねーねの問題は、本人の努力の問題ではなく、

小学校側のサポートに問題があると、判断したからでしょう。

 

合理的配慮の義務化がされてから、もう5年ほど立ちますが、

現場は、通常の学校運営に手一杯で、

合理的配慮が成されるどころか、

発達障害学習障害ってそもそも何??

というところで、立ち止まってしまっています。

勉強会や研修なども学校全体では行われておらず、

保護者がこの子は困ってます、サポートが必要です!

と主張して、通級判断がおりたときにのみ、

そのクラスの担任が勉強に行かされる。

現行ではそんな仕組みになっているようです。

 

5年生の国語の教科書をふと開いてみました。

む、む、難しい・・・

 

月日は百代の過客にして…

子日はく、「己の欲せざるところは、人に施すことなかれ。」…

 

古典も出てきてるし、字も小さいし、内容も高度。

ねーねが、実際にストレスなく読める字のサイズは小2くらいのフォントなのに。

 

それに加えて、感覚過敏で、教科書に使われている紙の材質を触るのが苦手。

発色はいいのだが、ツルツルしてて鉛筆では書き込みしにくく、

爪があたったとき、黒板をひっかいたような嫌な気分になるという。

 

デイジー教科書を小4の終わりに試験的に利用させてもらったが、

その後、学校で使えるかどうかはわからない、と学校側から言わて、

それきり連絡はない。

 

いよいよ、高学年。

がんばれわたし、がんばれねーね♡

 

なんて名前?

もうすぐ5歳になるあーちゃんですが、

お友達の名前を覚えることができなくて、

ここ2年くらいずっと、

女の子はみんな「りよちゃん」

男の子はみんな「ひろとくん」

と呼んでいました。

 

これで園でトラブルになることも多く、

「わたし、りよちゃんじゃないし!」

と、ぷん!とされたり、

 

公園でも、知らないお友達と遊んでいて、

「ひろとくん、こっちだよー!」

とか臆することなく話しかけるので、

相手のお友達も困ってしまう

みたいなことがずっと続いていました。

 

どんなにぷん!とされようと、

何十回訂正されようと、何の理解も示さず、

ただただ、周りの大人だけがヒヤヒヤする日々を送っていました。

 

が、今日!!

公園で知らないお友達に、

「なんて名前?」

と聞いたのです!!!

 

いや、すごいです!びっくりしたし、嬉しい♡

突然、こういう日が来るんですね。

 

最近、著しい成長を遂げるあーちゃん。

療育の効果が出てきたのかな♡

 

大切なのは、

その子が成長できる環境を整えてあげること

だといつも感じています。

 

しかるべき環境におけば、どの子も伸びる。

発達障害なら尚の事です。

 

保育園、幼稚園選びや

療育機関の選びのお話も

少しずつこのブログでお話できたらいいな♡

 

 

 

 

 

 

ベーシックインカムで少子化対策

 

少子化は、もう小手先でちょこちょこ無償化したところで、出生率は上がらない。
なのは、もうみんなもわかってるよね。

長い間、日本という国は
みんな中流階級で、貧富の差が少なかった。
だから、みんな普通に働いてれば
だいたい同じくらいのお給料をもらえたし、
ある程度の家を持って、子どもを授かって、
大学まで通わせる事ができた。

でも、政府が欧米を真似るようになって、
日本は近年、貧富、格差が大きい社会になった。

でも、何十年と続いてきた中流意識
日本人の体にしっかりと擦り込まれてる。

 

中流(いわゆるフツウ)の生活を維持するために、
家庭を持つことを諦めたり、実家ぐらしをしている若者は多い。

 

あ、共働きならいけるんじゃない?
ほら、欧米みたいに。
と、安易な考えが浮かぶ。

真似てみる。

でも、ぜんぜんうまくいかない。

夫も妻も、フルタイム。
授かった子は、よく熱を出し
保育園から迎えに来てくれ、
と電話が入り
仕事がままならない。

代わりに面倒を見てくれる家族もいない。
同僚に迷惑をかける事が多くなる。
でも、もう仕事も辞められない、
家のローンがのこってるから。

 

そもそも、欧米は
日本みたいに身を粉にして働いてないし、
そんなふうに働くことも求められてない。

夏休みも1か月とかとれるし、
共働きでも、十分子どもと向き合う時間がとれる。

対して、日本人は
身を粉にして働き、企業側もそれを求める。
帰宅も遅い、休みも少ない。

夏休みも3、4日。
うちのパパは夜勤だが、16時頃から働き、次の日の20時に帰ってくる。
裕に、勤務時間は24時間振り切ってる。

そして、翌日も人がいないからと言って、午前中には家を出る。

有給とらないと罰金なんて法律できても、
人がたりないんだもの、人が足りなくて何かミスが起きたとき、
責任取るのは自分だよね?
だから、有給を取ってるという体で出勤したりする。

そんな旦那さんの働き方で、
子供が何人かいて、
奥さんが働きに出れますか?
働きにでて疲れて帰って、
遊んでとせがまれながら、夕飯を作り、
夜泣きする子どもと向き合えますか?


女性が働きたくないわけでも、
子どもを産みたくないわけでもないんです。

欧米と日本じゃ、企業が求める働き方が違うんだもん。
日本で女性がフルで働いたら
子どもの世話どころか、
自分の寝る時間の確保すらままならない。

 

もうひとつ、欧米と大きく違うのは、
日本の家族関係の希薄さ。

欧米では家族のつながりがとても強い。
子どもに対する愛も自他ともに深い。

宗教がら、助け合いの気持ちが
大きいヨーロッパに対して、
自分のことは自分で律しなさい、
と育てられてきた日本。
ワンオペ育児の根源ですね。

 

この誰も手伝ってくれない苦しい時代を
世の中のお母さんは本当に一人でがんばってる。

 

かつて子育ての助けを担っていた
おじいちゃんおばあちゃん達は、
老後2千万円問題が騒がれるなか、
働ける限り働いて、
老後の蓄えを少しでも増やそうと必死です。

体から動くうちは、と言って、
老後のためにとせっせと働いています。
だから、いつもクタクタ。
せめて休みの日は体を休めないと。
「孫はかわいいけど、10分でたくさん!」

面倒なんて見れない。
そんな体力残ってないんです。

 

また、晩婚化が進めば進むほど
じじばば達もさらに高齢化し、
助けるどころか、助けてほしい側になる場合もある。

 

さらに晩婚化に追い打ちをかけるのが、
産後、一番頑張らなきゃ行けない子育て期に
始まる更年期。

 

晩婚化によって、下手すると
出産と育児と更年期と親の介護が
同時にやってくる。

 

ね?どうあがいても、
日本の少子化は止められないです。

だって、どうやっても
今の若い子世代が幸せな未来を描けないから。

 

だから少子化対策は、
ひろゆきさんの提言する
ベーシックインカムが鍵になる
と思っています。

 

人間はどの人種も本能として、
遺伝子を残すこと、
子どもを授かって、愛すること
を忘れてはいないはずです。

 

経済的に安心して暮らすことができるなら
「家庭を持ちたい、子どもを育てたい」
そんな気持ちも自然と生まれてくるはずです。

 

企業が給料を上げることができないなら、
政府がベーシックインカムを導入して
子育てできる水準に補填すればいい。

日本の風土に欧米のような格差社会
似合わないし、
どんなに時代が変わっても、
長い歴史を経て島国で染みついた
国民性はそう変えられるものじゃない。

あらためて、

みんなが同じくらいの経済的基盤を持って、
みんなが安心して未来を描けるようになった時
出生率は自然と上がると思います。

ということで、
ベーシックインカム少子化対策

日本でもっとベーシックインカムの議論が盛んになるといいな♡

給食費の無償化は少子化対策になる?

日本の少子化対策給食費無償化

逆に、もう少し払ってもいいから、給食の量や質を増やしてほしいと願います。

ここ最近の食材費の高騰で、給食は量、質ともに落ちているのが、現状です(神奈川県横浜市の場合)。育ち盛りの子どもが、給食足りなかった、と言って帰って来る(みんな女の子でですよ!)とお母さん同士で、よく話題になります。

給食費を払えない、払いたくないと思う世帯はごく一部です。 
非課税世帯や母子家庭、生活保護世帯に
無償化するのは、意味があるとは思います。

日本のお給料が上がれば、
給食無償化しなくても払えます。
まずは、日本のお給料を上げてください。

給食費タダになったから、
子どもを持ってもいいかも、
もう1人産んでもいいかも、
とは絶対ならないよね…

あーちゃんの大好きなもの♡

コーラとポテトが大好きで
ほぼ毎日、マックに行くあーちゃん。

お酒飲む人に休肝日があるように、
あーちゃんもたまにはマック行かない日があってもいいかな、と思って
今日は行かない方向で、と試みた私。

しかし、あーちゃんは午前11時くらいから、
「コーラと、ポテトと、ケチャップがほしいの」
と言い始めた。

 

そこから、4時間強、

同じセリフを繰り返し言い続けた。
他の言葉は発しない。

マックに行けるまで、
私が負けてマックに到着しても尚、
コーラとポテトが本当に目の前に出てくるまで、

「コーラと、ポテトと、ケチャップがほしいの」
をやめなかった。

何十回このセリフを言っただろうか。
30、40回いや、もっと?

ねーねと一緒に、
「そうだね」
「うん、食べたいね」
などと話を合わせてみても、
「ちがう!!」
「そうじゃない!!」
と、怒った様子で、
また、
「コーラと、ポテトと…」
と始まる。

夕方、ついにコーラとポテトをゲットして嬉しそうに食べながら、
リラックスした様子でソファにごろんとする
あーちゃん。

コーラとポテトも好きだけど、
好きなものを食べれるこの空間と
私との時間を大切にしているようだ。

コーラが歯やカラダに良くないのは
百も承知だけど、
一概にだめ!と言い切れないくらい
いろんな意味であーちゃんにとっては
大切なものに思えてしまうのでした。

甘やかしすぎかなぁ…

感覚統合とジャングルジム

我が家の周りには

いろんな公園がありますが、

ジャングルジムがあるのは、1か所だけ。

あーちゃんは最近、少し遠くても

このジャングルジムをやるために

この公園に来たがります♡

 

手の力が足りなくて危ないので、

一段目だけ使って、横へ横へと移動します。

 

感覚統合にいいな♡と思って

私も進んでやらせます。

 

簡単そうに見えるのですが、

横の棒がなくなると、そこを渡れずに

あっという間に、落ちてしまいます。

 

でも、めずらしく「やりたい!」という気持ち

を見せるあーちゃん。何度も挑戦します。

 

何ヶ月か通ってるうちに

ついに、棒のないところを一人で

渡れるようになりました!

 

最近は、ジャングルジムの代わりに

ロッククライミング的な遊具が多いのですが、

運動能力が低かったり、握力が弱い

あーちゃんのような子は、挫折しがちです。

 

その点、ジャングルジムは、

握りやすいし、誰でも登りやすく、

疲れたり、怖くなったときは

高い位置にいても、棒に寄りかかって、

休憩することも出来ます。

 

今となっては、老朽化が進み

数は少なくなってきていますが、

発達障害やグレーゾーンの子にとっては、

無意識のうちに、自分の身体を実感し、

頭で考えて、次は自分のどの部分を動かせば

自分のしたい動きができるか

ということを繰り返し練習できる

感覚統合の面において実は、

とても優秀な遊具だったのです。

 

気がつくと、昔公園にあった遊具は

老朽化や危ないという理由で

どんどん姿を消しているようです。

詳しくはこちら⬇️

https://middle-edge.jp/articles/CGRzp

 

わが子が発達障害だとわかり、

この良書に出会いました。

この本を読むと、

回転したり、上下、左右に動くような動きが

子どもの発達にとっていかに必要か、

と言うことがわかります。

 

子どもにとって、外で思い切り体を動かして遊ぶことって 

健やかな成長のために、やはり欠かせないものだったんですね。

 

コロナ禍の影響でここ数年、

一番外遊びが必要だった年齢の時に

自宅で過ごさざるを得なかった子どもたちの事を考えると

今後、ますます発達障害やグレーゾーンの子が

増えることを危惧してしまいます。

 

早期発見、早期療育が基本中の基本。

少しでも何か気になることがあれば、

診断がついてようと、ついてなかろうと

できることから、サポートしてあげたいですよね♡

 

この本では、自宅でできる運動療育もたくさん紹介されているので、

ぜひ活用してみてくださいね!

 

私も、あーちゃんをビジネスチェアに乗せてぶんぶん回転させたり、

めちゃめちゃ活用させて頂いてます♡

 

ねーね、プロローグ

長女が小学2年の時のこと。

1学期の個人面談で

担任の先生からこう言われる。


「お宅のお子さん、大丈夫ですか?」

 

うまくカタカナが書けなかったり、

集中力が続かず集団での

先生の指示が分からなかったりする。

 

自分がADHDなので、

すぐに発達障害を疑い、

市区町村の療育センターに予約をし、

いくつかの検査をすることになった。

 

診断がつくまでの間に、

長女の苦戦は徐々に大きくなっていく。


担任の先生の勘は命中し、

二学期からのかけ算では

相当な苦戦を強いられた。

 

小学2年の終わり頃、

言語聴覚士の方から

検査の結果をお話したいと

連絡がありました。

 

そこで読み書きの学習障害(LD)であることが

わかったのです。

 

専門家の方ならはっきりわかることでも、

素人の私からすると、

自分の娘に起きていることだと

その場で理解するのには、とても難しいことでした。


「でも、自宅で音読の宿題もできてますが」

と言うと、


「お母さん、それは読んでるんじゃないんです、

覚えてるんです。」

 

覚えている…?

 

「学校で先生やお友達が見本で

読んだのを記憶しているんです」
 

言語聴覚士の方いわく、

読み書きに障害がある子は、

耳でそれを補おうとする傾向があるらしい。

 

ここまで気がつかなくてごめん…

申し訳ない気持ちでいっぱいになった。

 

私は、バカみたいに受験思考で、

彼女の将来のために良かれと思って、

幼稚園は学習系の幼稚園を選び、

公文に通わせていたし、

年長のときは

小学受験の塾まで行かせていた。

 

でも、その先生はやさしく、

「でも、きっとその時のがんばりがあったから、

この程度で済んでるんです。」

と、私を気遣って言ってくださった。

 

いつも、

「お願い、ママ離れないで、私がんばるから。」

そう言って、私の手を握って、

涙をこらえながら宿題をやっていた。

 

学校から帰ってくると、

消しゴムは気がつくといつも

ボロボロに砕けていた。

 

「なんで、こんなにしちゃうの?」

私が呆れたように聞くと、

ねーね、は苦笑いをしてごまかした。

 

本当は、

書きたくても書けない自分に苛立って

その悔しい気持ちが、

そうさせてたんだと思う。

 

これ以上、

辛い思いさせちゃいけない。

 

ここから、私とねーねの

学習障害への旅が始まる。