のあもといっしょ♡発達障害の世界へようこそ

LD学習障害のねーね(10才)と、軽度知的障害のあーちゃん(4才) をもつADHDママの子育て奮闘記

発達障害に薬は必要?

ADHDの人にとって春は地獄。学校でも仕事でも春はイレギュラーな事が多いよね。学校や園のカリキュラムも春はイレギュラーが多い。

給食の日だと思ったらお弁当だったり、
体操の日だと思って体操服を着せて行ったら制服登校の日だったり、

懇談会
父母の会
新年度説明会
役員さんへのお礼の会

ことごとく時間を間違えて遅刻したり、行けなくて謝ったり、提出物も多く提出物自体失くしたり、気がついたら提出期限を過ぎてたり…
謝ってばっかりで、心の疲弊が続く。

さらに、学区外に引越したことで朝、ねーねを学校近くの登校班集合場所まで連れて行かなくてはならなくなった。(うちの小学校は個人での登校は禁止されている。必ずどこかの登校班に属すか、親が校門まで送り届けなければならない、しかも、校門前に車を停めるのは通行の妨げになるため禁止)

5.30起床
6.00お弁当を作る
6.45子供たちを起こす
7.30家を出る
7.50登校班集合場所へ到着
8.30幼稚園に到着(大好きな友達が来るのを待ってから一緒に登園)

13.40家を出る
14.00幼稚園降園
14.30まであーちゃんの大好きな友達を家の下まで見送る。(これをすると、幼稚園の行き渋りがなくなる大切なルーティーン)
14.40急いで小学校付近に戻り、ねーねの下校したねーねと合流

ルーティーンになってしまえば大丈夫なのだが、ADHDの私は異常に時間の感覚に疎い。何時に出てこういう順序でいけば、2人とも遅刻せずに登校させられる。帰りは下の子を迎えに行った後、ここで何時ごろ待ってれば合流できる、ということが分かるまで2ヶ月はかかった。やっとうまくいくようになった頃には夏休み…

でも、送り迎えから解放されて気持ちは楽になった。

昔の自分だったら、事あるごともっともっと出来ない自分を責めていたよなあ。薬を飲むようになってからの自分は、そこまで自分を責めなくなった。
日本って、出産でもそうだけど、痛みを味わってこそ母になれる的な精神で、あんまり無痛分娩が普及しなかったり、薬を使って楽になることはよくないことだ、みたいな風潮があるよね。薬を使わずに鬱を治せるみたいな本とか、そういうこと言う人見かけるけど、努力や根性じゃ治るものじゃないし、カウンセリング重視で!なんて本当に自分に合ったカウンセラーに出会える人なんて、滅多にいないと思う。
だったら、こじらせる前に薬飲んだ方がいいって思う。確かに薬を飲んだからって、根本的な問題は解決にならないかもしれない。でも、自死するほど落胆したり、自分を責めたりすることがなくなる(そういう薬がある)理由はわからないけど、そこまで落ち込まなくなったな、と感じるようになる。そこをきっかけに、冷静になることができて、環境を変えるべきだな、とか、あの人と付き合うのはもうやめようとか、少しずつ前向きに考えられる状態になってく。
薬に否定的な人や抵抗のある人は多いけど、上手に使えばものすごく役に立つものだよ。私はそういう古い考え方に惑わされて、早く治療を開始しなかったから、鬱をこじらせてしまったけど、もし20才くらいの時にいいお医者さんに出会って、飲むべき薬を飲み、治療を開始していたら、自分の人生もっと違ってたって思うな。(結局、薬を飲み始めたきっかけはスペイン在住してた時、精神科で勧められて。35才ごろだったかな)

もし悩んでる方いたら、前向きに検討してみてくださいね。薬もいろんな種類があって、きっと自分にあったお薬が見つかると思います。